ストレングスファインダーを使って自分の投資方法を分析してみた

自分に合った投資方法

投資方法は組み合わせの仕方で無数のやり方がありますが、唯一無二の正解はありません。投資家として成功している人は皆、自分に合った投資方法を必ず見つけています。

私自身は彼等の知識量や考えの深さに及ぶはずもありませんが、自分に合った投資方法を何年も掛けて探し回った結果として、現在のスタイルになっています。

そんな中で最近改めてじっくり見てみたストレングス・ファインダーの結果が、自分に合った投資方法の発見にも活用できるのでは無いかと思い、自分の投資スタイルと照らし合わせてみたところ、様々な発見がありました。

というか、当たり過ぎて怖い。なにこれ?

投資方法や投資スタイル

投資方法は組み合わせにより無数の手法が存在します。今回はよく議論になる以下の項目について、自分の資質と突き合わせて分析していきたいと思います。

  • 投資期間:短期・中期・長期
  • 投資手法:インデックス、アクティブ
  • 銘柄の特徴グロース株・バリュー株・ディフェンシブ株・高配当株・優待株
  • 債券/現金比率:高め・低め
  • リバランス:する・しない
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投資期間:短期・中期・長期

私の資質で影響していそうなのは「未来志向(9位)」「目標志向(12位)」です。そこまで上位な資質ではありませんが、資質の特徴は出ています。

未来志向
未来がどのようなものかについて考え、そこからアイデアを得ます。未来 についてのビジョンを語ることで、人々を高揚させます。

目標志向
目標を定め、その目標にに向かってまい進し、目標達成に必要な修正 を行うことができます。優先順位をつけてから、そのとおりに行動します。

「未来志向」「目標志向」の資質の組み合わせは、遠い未来に目標を置き、そこに向かって進めることに長けています。

私は投資を始めた頃から何の疑いも無く長期投資を選択していますが、この2つの資質によるものだと思います。将来に対する目標や夢があるからこそ、退屈な長期投資を苦もなく楽しんで出来ています。

一方、「今」を大切にする適応性の資質が下位(33位)にあるからか、短期投資には全く興味が向きません。

投資手法:インデックス、アクティブ

私の資質で影響していそうなのは「最上志向(1位)」「個別化(3位)」「親密性(2位)」です。全て上位資質なこともあり、特徴が顕著に現れています。

最上志向
強みを利用して、平均的ではなく最高の水準を、個人ないしは集団において追求します。単なる強みを最高レベルのものに変えようとします。

個別化
一人一人が持つユニークな個性に興味をひかれます。異なるタイプの人 たちの集団をまとめ、生産性の高いチームを作ることに長けています。

親密性
他人との緊密な関係を楽しみます。目標達成のために友人と努力することから、大きな満足感を得ます。

「最上志向」と「個別化」の資質の組み合わせが、いかにも個別株のアクティブ投資が好きそうな内容です。

インデックス投資の有効性を理解しながら、「手間の掛かる個別株の投資を何故好むのか?」を自問自答していたのですが、個別化の資質が影響していそうです。これに最上志向の資質が加わることで、個別株への拘りがさらに強く出ます。

また、私は普段の生活の中でサービスを使い込んでいて、愛着のある銘柄を好みます。この思考は相手との繋がりを深めていこうとする「親密性」の資質が影響している気がします。

愛着のある銘柄が並んだポートフォリオを見ながらニヤニヤしている姿を見て、妻がどう思っているかは分かりませんが、そんな状態が私には心地良いのです。

他にはバランスを重視する「公平性」の資質も関係しそうです。平均と公平では意味合いが違う気もしますが、インデックス投資の思考に通じる物があるような気がします。

公平性
あらゆる人を平等に扱う必要性を確信しています。明確なルールを定め、 それに従うことで、世界のすべての人を公平に扱おうとします。

銘柄の特徴:グロース株・バリュー株・ディフェンシブ株・高配当株・優待株

私の資質で影響していそうなのは「アレンジ(7位)」です。

アレンジ
たくさんの要素を構成し管理することができると同時に、一度作り上げた構成にこだわらず、作り変えることをいとわない柔軟性をも備えています。すべての要素と資源をどのよう に組み合わせたら、最高の生産性を実現できるのかを考えるのが好きです。

アレンジは何かを組み合わせることが得意な資質です。

私の場合、主にグロース株、ディフェンシブ株、優待株を組み合わせて投資しているので、異なった特徴の銘柄を組み合わせて投資している際にも資質が活かされているように思います。

他には、銘柄の未来を思い描く「未来志向」や、リスク回避が得意な「慎重さ」も銘柄選択の判断に影響が出そうな資質です。

債券/現金比率:高め・低め

私の資質で影響していそうなのは「慎重さ(22位)」「最上志向(1位)」です。

慎重さ
決定や選択を行う時に細心の注意を払います。あらゆる道のりには、危険や困難が待ち受けていると考えています。

最上志向
強みを利用して、平均的ではなく最高の水準を、個人ないしは集団において追求します。単なる強みを最高レベルのものに変えようとします。

「慎重さ」の資質はリスク回避に長けています。何事も一度立ち止まってリスクを潰してから始めます。 これに内省の資質が加わるとさらにその傾向が強くなります。

私自身はリーマンショックを始め様々な暴落も経験していますし、リスクを減らす重要性については、重々理解しているつもりです。

それでも債券は組み入れておらず、現金比率も低いです。理由はリスクを減らすことよりも期待リターンを上げることを優先しているからです。

自分自身は保守的な性格だと思っていたので、「何故そういう判断をするのか?」について疑問だったのですが、より上を目指す最上志向の資質が影響しています。加えて慎重さが下位資質の為、さらにその傾向が強くなります。

リスクを考慮せずに期待リターンを最大化することだけを考えると、フルインベストメントで株式100%に投資することになります。

ここからリスク許容度に応じて、他資産を組み合わて、リスクを減らしていくことになりますが、期待リターンが下がることとトレードオフの関係になります。

このトレードオフの判断で「最上志向が上位」「慎重さが下位」という2つの資質が働いて、期待リターンを優先する判断になっているようです。

全く同じ状況におかれても、慎重さが上位資質にある場合は、全く別の判断になると思います。

リバランス する/しない

回復志向
問題を解決するのが大好きです。どこに問題があるのかを探りあて、そ れを解決することに長けています。

「回復志向」は、物事を本来あるべき姿に戻す資質です。いかにもリバランスが適切にできそうな資質です。

私は回復志向が下位資質(25位)からだと思いますが、リバランスにあまり意識が向きません。買いを入れる時に意識するぐらいで、ほぼやっていません。

回復志向と目標志向が上位資質の場合、目標アセットアロケーションをきっちり決め、適正にリバランスを行うような運用が得意そうです。

まとめ

もっと早くやっておけば良かった。最初に思った感想です。ストレングスファインダーを通じて、自分が取っている判断の一つ一つの理由が分かりました。

「なぜ個別株を好むのか?」「なぜ、ほぼ株式のアセットアロケーションを好むのか?」について何年も合理的な答えを探し続けていましたが、単に自分の思考と合う方法を選んでいるだけに過ぎないことに気付きました。

それが分かっただけで十分過ぎます。

私の場合は自分が長年悩んだ結果として取っている投資スタイルが、ストレングスファインダーの結果と偶然とは思えないレベルで一致しました。

「世紀の大発見では無いだろうか?」そう思えるほど一致し過ぎて、変なテンションになりました。そのテンションが収まらないまま、この記事を書いています。

他の人にはどこまで当て嵌まる物かどうか分かりませんが、何かしらの発見は間違いなくあると思います。

もちろん、ここに書いている資質が全てではありません。ストレングスファインダーは資質を組み合わせて見ることで、全く結果が異なります。

自分が持っていない資質の結果が非常に興味深いです。もし、自分も分析してみたという奇特な方がいたら、コメント頂けると嬉しいです。自分に合った投資方法を共に探しましょう!

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