FIREを目指すための家計簿の自動化
普通のサラリーマン世帯がFIREを目指す上で家計改善は必須です。
ただ、普通に家計簿をつけていると時間が掛かり、FIREに向けて必要な他の準備が間に合わなくなります。
家計簿をつける時間を「減らす」という仕組みが必要になります。
本記事では家計簿アプリを使って家計簿を自動化する方法について説明します。
使うのは2つの機能です。
・自動連携機能
・分類ルールの学習機能
私たちが使っているマネーフォワードで例をあげながら説明していきます。
自動連携機能を使う
アプリとクレジットカードを自動連携させると、日々の支払いの内容がマネーフォワードに自動連携されます。
メリットは2つあります。
- つけ漏れが出ない
- 金額のつけ間違いが発生しない
レシートから入力するのが面倒で家計簿をつけることに挫折する方も多いと思います。私たちも続きませんでした。
自動連携されれば、レシートから入力する手間自体が無くなります。
自分が何もしなくても、つけ漏れや金額の間違いが出ないのは、大きな安心感になります。
分類ルールの学習機能を使う
マネーフォワードは支出の分類ルールを保持しています。
この分類ルールを使うことにより、自動連携の効果を大きくすることができます。分類ルールはクレジットカードから送られてくる、店舗名や商品名の内容から自動で適切な項目を判断してくれます。
最初は適切な判断がされないことも多いですが、一度手動で訂正をすると次に同じ内容が送られて来た時には、訂正した項目が設定されるようになります。
使えば使うほど正しい分類ルールが作られます。

マネーフォワードでは、このような分類ルールが自動で作成されます。
「ブリーズ薬店楽天市場」という内容で自動連携されてきた場合に、「日用品 -> 子育て用品」項目に分類されることになります。

意図していない項目に分類されている場合は、アプリから項目を手動で変更します。
分類ルールが更新されて、次回から「ブリーズ薬店楽天市場」で自動連携された時には変更した後の項目が設定されます。
これを繰り返していくと、正しい分類ルールが増えていくことになります。
2つの機能を組み合わせて使う
このように、「自動連携機能」と「学習アプリ」を活用することで、
- 買い物する
- 家計簿をつける。
の内、「家計簿をつける」ことが自動化されていき、手間がどんどん減っていきます。
買い物の仕方を工夫する
「自動連携機能」と「分類ルール」が使いこなせるようになったら、この2つの機能を更に効果的にするために、買い物の仕方を工夫するのも有効です。
工夫するポイントは「1店舗1項目」にすることです。
最初は中々難しいのですが、これができるようになると、家計簿をつける手間がほぼなくなります。
1店舗1項目にする
1店舗1項目にすると「自動連携」と「分類ルール」の機能を最大限に活かすことができます。
例えば、同じ店で食料品や日用品などを一緒に買っている場合、「自動連携」された内容を支出ごとに分類し直す必要があります。
また、同じ店で食料品を買ったり、日用品を買ったりすると、その度に分類ルールが上書きされ、毎回項目を手書きで変更しないといけなくなります。
私たちの場合、食料品は「OKストア」「食品館あおば」というところで購入し、日用品は楽天市場のスーパーセールで纏め買いするようにしています。
このように買い物をすると、自動連携された時に「OKストア」「食品館あおば」の支出は食料品、楽天市場での買い物は日用品につくので、家計簿を修正しなくて良くなります。

後から振り返った時にも、「OKストア」「食品館あおば」の支出は食料品、「楽天市場」での買い物は日用品と分かっているので、メモ欄にも何を買ったかを書いておく必要も無くなります。
家計簿アプリのことを考えた買い物をすると、買い物をした時点で、ほぼ家計簿はつけ終わります。
全ての買い物をこのようにするのは難しいですが、ここまでやると、家計簿をつける負担が無くなります。
支出が増えると本末転倒なので、支出が増えないように買い物の仕方を考えることが大切です。
私たちもルール作りには時間が掛かりましたが、ルールが決まると買い物の仕方がルーチン化できるので、慣れると快適に買い物ができるようになります。
まとめ
家計簿を付ける目的は支出を減らすことですが、FIREを目指すのであれば付ける時間は最小限にする必要があります。これから何十万回と家計簿を付けるからです。
その時間を「減らす」ためにも、アプリを使った家計簿の自動化は必要です。
理想は家計簿を付ける時間を0分にすることですが、家計簿アプリを使いこなすことで、それに近い状態に出来ます。
家計簿は支出を振り返り「改善」しないと意味がありません。
家計簿を付ける時間を自動化して最小限にして、「改善」のための時間に使って下さい。
それにより家計改善がされる速度が速くなることは保証します。
関連記事です。
FIREを目指す上でのベースとなる考え方です。
FIREを目指す上での各ライフステージごとの戦略です。