「桶井 道」さんのETF入門書

日頃から大変お世話になっている、桶井 道さん(@okeydon)の「月20万円の不労所得を手に入れる! おけいどん式ほったらかし米国ETF入門」を恵贈いただき拝読しました。

本書のファーストインプレッションは、まさに「ETFの辞書」でした。

ページ数以上に情報の密度が凄いです!

本書のポイント

◎ETFと投資信託のメリットとデメリット比較

◎ETFを使った「ほったらかしで分配金がもらえる」投資の出口戦略

◎ビギナー向けの東証ETFと米国ETF 55本紹介

ETFと投資信託のメリットとデメリット比較

ETFか投資信託のどちらが良いのか?というのは議論によく上がるテーマですが、本書は投資信託とメリット/デメリットを比較をした上で、ETFに特化してより掘り下げていく内容になっています。

下記のような人には、是非読んで頂きたいです。

・今は投資信託だけに投資しているけど、ETFにも挑戦したい。

・投資信託は簡単で手間も掛からないけど、定期的に分配金も欲しい。

・株式以外に「債券」「金」「REIT」等にも投資したいけど、投資信託に希望する内容の商品が無い。

本書では投資信託とETFの違いが詳細に記載されているので、「ETF」と「投資信託」のどちらが自分にあっているかや、「ETF」と「投資信託」を組み合わせたいと考えている場合に、どういった点に注意すれば良いかのポイントが把握できます。

ETFを使った「ほったらかしで分配金がもらえる」投資の出口戦略

出口戦略における投資信託とETFの比較をされています。

詳細はぜひ書籍の中を見て頂きたいですが、それぞれのメリットとデメリットを加味した上で「投資信託」と「ETF」を上手く組み合わせて持つことを推奨されています。

投資信託メインで投資していて、今後ETFも組み込んでいきたいと考えている方にとっては、考え方について非常に参考になると思います。

また、ご自身が高齢になった後の運用のことも考慮した上で記載されていますので、その結論に至った経緯などは、私自身が同じ状況になる時にどのような形が良いかというのを、改めて考える機会にもなりました。

ビギナー向けの東証ETFと米国ETF 55本紹介

「ETFの辞書」と感じた一番の部分です。東証と米国ETFが揃った書籍というのは中々ありません。各ETFの情報がコンパクトに過不足なく纏まっているので、ETFの概要がすぐに分かります。

「債券」「金」「REIT」等は投資信託のラインナップやコスト面の充実がまだ不十分なこともあり、何に投資すれば良いかをインターネットで調べて比較することも多いですが時間が掛かります。本書を見るだけで分かるのは便利で、調査の時間も短くなりそうです。

もちろん最初にじっくり読み込むのもそうですが、個人的には必要な時に辞書的に活用していきたいと考えております。

最後に

初心者向けのETF入門書という位置付けですが、盛り沢山の内容で投資の経験がある方にとっても新しい発見が出来る書籍になっていました。私自身も知らないETFも沢山ありましたし、組み込みを検討してみたい物も見つかりました。

また、本書は投資本ですが、投資信託やETFといった方法論に留まらず、桶井道さんが自分や家族の人生について真剣に考えておられる姿や、目標を決めて着実に進めらているプロセスが書籍の中でも散りばめられているので、そういった部分も参考にして頂ければと思います。

こういった貴重な機会を頂けたことを嬉しく思います。

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