早期リタイアを目指す子持ち夫婦が「リスク」について考えていること

はじめに

投資をしているとよく出てくる「リスク」

言葉だけ聞くとマイナスなイメージですが、「リスク」はリターンを産み出す源泉です。リスクを味方につけることでリターンを高めることで目標を達成するまでの時間を短縮することもできます。

ただ、家庭の状況によっても異なりますが、人生で取れるリスク量は限られています。私たちのように子どもを持っている家庭や、早期リタイアを目標にする場合、より上限は少なくなります。限られたリスクを「いつ」「どれぐらい」取るかを資産形成を考える上で重視しています。

私たちがどのようにリスクと向き合っているかについて書きたいと思います。

※本記事は私たちがリスクについて考えていることを記載しているだけなので、これが正しいと主張するものではありません。

資産形成をしている目的が何か

「夫婦の目標を達成すること」

私たちが資産形成をしている目的です。「リスク」も目標を達成するための取り方になります。

10年後の早期リタイア時の目標
資産額:1.5億
不労所得:20万
労働収入 :20万
生活費 :30万円

資産形成をするにあたり

  • 資産を最大化するのか
  • 目標の資産額と時期を決めるのか

どちらを目指すかを決めておいた方が良いと思います。目指す方向によっておリスクの取り方が全然変わります。私たちは後者になります。

現実と目標の乖離を知る

今の資産額や積立額から、目標と現実の距離感をざっくりと把握し、その距離感が埋められる物かどうかを考えます。例えば、25年後に1.5億の資産を形成してセミリタイアすることを目指すとします。

現状の毎月の積立額が25万円でアセットアロケーションは以下の状況として、シミュレーションしてみます。現時点で自分達が取っている行動と目標との距離感を掴みます。

引用:ファンドの海 アセットアロケーション分析ツールを利用

目標と現実の乖離を埋める

目標と現実の乖離が大きい場合は、

  1. 家計改善により投資額を増やす
  2. .取るリスクを増やして、期待リターンを上げる
  3. どちらも難しければ計画を見直す

の順番で考えるようにしています。

家計改善

ノーリスクでできる家計改善を優先します。家計改善には2つの効果があります。

  • 改善できた金額分、投資額を増やせる
  • 生活費を抑えられる

生活費が抑えられると、必要な生活防衛資金も少なくなるので、その分も投資に回せるようになります。まずは家計改善によって目標と現実の乖離を縮めます。

パン
家計改善は2度おいしい!ノーリスク!とことんやってみよう。
グミ
実家に帰る!
パン
夫婦で話合って進めることが何よりも重要です。

リスクを使って期待リターンを上げる

家計改善をしても目標との乖離が大きい場合は、取るリスクを増やすることを検討します。

「いつ」「どのくらい」増やすのか?

例えば、年齢や資産額などの条件が同じでも、独身やDINKSの時に10%のリスクを増やすのと、子どもを持ってから10%リスクを増やすのでは、損失を受けた場合の影響が違います。

ライフステージによって影響が異なるのであれば、より影響が少ない時期にリスクを取る方が、何かあった場合の対応もしやすくなります。

目標到達に必要なリスク量を把握し、よりリスクを取りやすい時期に多く、取りにくい時期は少なくなるように計画します。

私たちのように子持ちで早期リタイアを希望する場合、ライフステージの後半では大幅に取れるリスクが制限されます。

目標達成を目指す場合は、ライフステージの前半で多めにリスクを取る必要も状況によっては出てきます。

私たちがDINKSまでの期間に株式100%のアセットアロケーションにしていたのも、リスクを使って期待リターンを上げ、目標との乖離を小さくするのと同時に、子育て時期以降に取るリスクを減らすためです。

どちらもできなければ計画を見直す

①と②を実施しても目標との乖離が大きい場合は、目標を現実的な内容に見直します。

また、シミュレーション上は達成できそうでも、結果的に期待リターンを下回り、達成困難になった場合も見直しを行います。

この時点で家計改善とリスクを増やすのは実施済みのため、見直すのは目標の達成時期です。現実的な時期に見直します。

何よりも大切なことは日常の生活に影響を与えないことです。状況的に目標達成が難しければ計画の見直しを行うことも大事なリスク管理の一つです。Planを見直すことでDoを変え、変更後の結果を見ながら微調整を行って進めます。

私たちの場合は半年に1度程度の頻度で、見直しが必要な状況か確認するようにしています。

ライフステージごとのリスクの取り方

私たちの場合は独身からDINKS期間までの間は目一杯リスクを取っていました。

DINKS期間のリスクを基準として100とすると子育て期間は75ぐらいに抑える予定です。

次のセミリタイアに向けて40を目標に段階的に下げ、最終的な完全リタイアの段階では20を目指します。

DINKS期間までと比較すると、セミリタイアの時点では半分以下、リタイアの時は1/5以下になるように計画しています。

実際に投資する際のリスクに置き換えると、DINKS期間はリスク20%、子育て期間は15%、セミリタイア時点で8%、リタイア時点で4%が目安といったところです。

アセットアロケーションもそれに合せて変更していくことになります。

その上で、各ライフステージで十分な余裕を作って次のライフステージに進むことが大切です。次に進むと基本的に戻ることはできません。予定通りにいかない前提で計画を立てます。

終わりに

私たちのような子持ちのサラリーマン夫婦が早期リタイアを目指すことは簡単ではありません。独身やDINKSの家庭と比べると投資以外の様々なリスクもあるので難易度も高くなります。

そういったリスクは分かりずらく数値で表すのも難しいですが、実際に存在する物で投資のリスクよりも遥かに大きいリスクもあります。

投資におけるリスクは資産形成における一部でしか過ぎません。投資以外の様々なリスクも含めて考えておくこが目標達成にむけて重要だと考えています。

私たちも想定が甘いところも多々ありますし、今後も想定していないことが発生すると思います。想定外のことが起きても対処できるように余裕を持った状態で一つずつ準備していきます。

また、私たちのように40代で早期リタイアを目指す場合は、資産形成の期間は20〜25年ぐらいで目処をつける必要があります。投資スタンスは長期投資ですが目標期間と照らし合わせてみると、そこに時間軸の乖離が出てきます。

そんな中で、長期投資のスタンスを維持しながら目標達成する可能性を高めるにはどうすれば良いか?を考えながら取るリスク量を決めるようにしています。

ここに書いていることは私たちがそうしているだけであり正解でも何でもありません。むしろ非合理的なことをしてでもリスクを取っている期間もあります。

大切なことは自分たちの今や将来のことを考え、自分たちで責任を持って決めていくことです。その時に自然とリスクについても考えるようになります。