FAANGと生活必需品セクターを組み込んだPFの検証

米国株

はじめに

前回の各セクターETFの検証を行った際にリスクが優秀な結果になっていた生活必需品セクターとFAANGを組み合わせたポートフォリオのリターン/リスク/シャープレシオについて検証していきたいと思います。

以下の記事で各セクターETFとFAANGの検証結果について記載しています。

http://happyassetplan.com/2018/01/28/etf10-2/

http://happyassetplan.com/2018/02/02/faang-2/

FAANGを均等割合で組み入れたポートフォリオの場合

前提条件

生活必需品セクターETF(VDC)に、10%ずつFAANGを均等に組み込んだ場合のリターン/リスク/シャープレシオについて検証していきたいと思います。

PF1:VDC 100%、FAANG 0%

PF2:VDC 90%、FAANG 10%(各2%)

PF3:VDC 80%、FAANG 20%(各4%)

PF4:VDC 70%、FAANG 30%(各6%)

PF5:VDC 60%、FAANG 40%(各8%)

PF6:VDC 50%、FAANG 50%(各10%)

PF7:VDC 40%、FAANG 60%(各12%)

PF8:VDC 30%、FAANG 70%(各14%)

PF9:VDC 20%、FAANG 80%(各16%)

PF10:VDC 10%、FAANG 90%(各18%)

フェイスブックの上場が2012年になるので、対象期間は2013/1/1~2017/12/31としています。

リターンの検証

※赤字は各PFで最も高リターンだった年

当然ですが、FAANGの組み入れ割合を増やすほどリターンが高くなります。50%ずつ組み込んだ場合のPF6のポートフォリオでリターン平均が29.938%となります。

リスクの検証

※赤字は各PFで最も高リスクだった年

リスクに関してもFAANGの組み入れ割合が増えるほど高くなります。50%ずつ組み込んだPF6 のポートフォリオでリスク平均が15.016%となり、2標準偏差では30.032%となります。

シャープレシオの検証

※赤字は各年で最も高シャープレシオだった年

平均で見た場合はPF1が最も低く、FAANGの割合を上げるにつれ、PF6までは値が上がります。

PF6が最大となり、その後FAANGの割合を上げてもシャープレシオは下がっていきます。この辺りが分散効果によるリスク低減の効果ですね。

ネットフリックスを除いた4銘柄を均等で組み入れたポートフォリオの場合

前提条件

リスクが大きすぎるネットフリックスを外した4銘柄に均等分散した場合のポートフォリオについても検証していきたいと思います。

同様に、生活必需品セクターETF(VDC)に、10%ずつ4銘柄を均等に組み込んだ場合のリターン/リスク/シャープレシオについて検証していきたいと思います。

PF1:VDC 100%、FAANG 0%

PF2:VDC 90%、FAANG 10%(各2.5%)

PF3:VDC 80%、FAANG 20%(各5%)

PF4:VDC 70%、FAANG 30%(各7.5%)

PF5:VDC 60%、FAANG 40%(各10%)

PF6:VDC 50%、FAANG 50%(各12.5%)

PF7:VDC 40%、FAANG 60%(各15%)

PF8:VDC 30%、FAANG 70%(各17.5%)

PF9:VDC 20%、FAANG 80%(各20%)

PF10:VDC 10%、FAANG 90%(各22.5%)

リターンの検証

※赤字は各PFで最も高リターンだった年

50%ずつ組み込んだ場合のPF6のポートフォリオでリターン平均が23.277%となります。

5銘柄均等分散時のリターン平均29.938%だったので、ネットフリックス株を外すことで、約-6.7%のリターンの悪化となります。

リスクの検証

※赤字は各PFで最も高リスクだった年

50%ずつ組み込んだPF6 のポートフォリオでリスク平均が12.873%となり、2標準偏差では25.746%となります。

5銘柄均等分散時のリスク平均が15.016%、2標準偏差で30.032%だったので、ネットフリックスを外すことで、約-2.1%リスク平均が下がります。

シャープレシオの検証

平均で見た場合はPF1が最も低く、FAANGの割合を上げるにつれ、PF8までは値が上がります。

PF8が最大となり、その後FAANGの割合を上げてもシャープレシオは下がっていきます。

5銘柄均等分散時の最大値はPF6の場合でしたが、ネットフリックスを外すことにより最大になるのはPF8に変わりました。

まとめ

今回は生活必需品セクターETFとFAANGを組み合わせたPFの検証をしていきました。

シャープレシオの値を見ると組み合わせることにより最大値が上がっていきましたので、どちらかだけを持つよりは組み合わせて持った方がPF全体のパフォーマンスは高くなるようです。

過去の結果だけ見ると、ネットフリックスを入れる入れないに関わらずシャープレシオの5年平均が1.8を超える値となっており、非常に高くなっています。

我が家のPFでは生活必需品セクターETFの変わりとして個別銘柄、FAANGの中からアマゾンとアップルに投資しており、これらの銘柄がPFの中心を占めておりますが、今回の検証結果も踏まえて、PFの調整をしていきたいと思います。

※各表とグラフのリスクとリターンの算出に関して

・GoogleスプレッドシートのGOOGLEFINANCE関数を使用して株価を取得しています。

・週足で株価を取得して算出しているため、日足で算出した値からは乖離が発生します。

・各ETFの相関係数の計算には分散共分散行列を使用して算出しています。

・計算結果、表示内容には間違いのないよう細心の注意を払って作成しておりますが、結果の正しさは保証致しません。